寒いと言葉が少なくなり、カニを食べると急に無口になる。

秋も終わってしまった。
秋も終わってしまった。

中島公園に絵を描いている青年がいて、それを眺めているご婦人。何となく秋らしいです。

中島公園からすぐ近くにある競輪の場外車券場に寄る。独特の気だるい雰囲気があり、建物の中でカメラを取り出すのはムリのようです。自動券売機の横に自動払戻機がある。売り場にいる人たちが「よそよそしく」でもジッと払戻機の二人を見ている。

オジサンが無造作に「わしづかみ」にした札束をカバンに入れ、ときどき隣のオネーさんのバックにも適当に入れている。その後二人は何事も無かったかのようにススキノに消えて行った。競輪場にいたオバさんが「プロのバクチ打ち」とつぶやいていた。凄い。

テレビで今の時期がズワイガニの旬です、と言っていた。

オッサンは花咲ガニが好きなのです。7.8月が旬なので夏になると根室の花咲港に向かう。

港の販売店に並んでいても採れたての旬のカニとは限りません。冷凍技術が進み3年前のカニも今のカニもほとんど変わりません。バイクの連中は販売店の横の適当に置かれている箱をのぞき込み、足の数が足りないヤツとか、甲羅が外れているヤツとか、店先に並ぶことの無い不幸なカニを取りだして売ってもらうのです。値段も気分次第、観光客に見えないように適当に新聞にくるんで渡されます。

これこそさっき水揚げされた旬のカニなのです。保存しても商品にならないのでサッサと売ってしまう、又は加工品に回すカニなのです。そのカニを港の防波堤に並んで座り、何故かポケットから出てくるドライバーとかハサミを使いガシガシと食い始める。オッサンは上品なのでポケットからレモン醤油も出てくる。たまらなく旨い。思い出してもヤッパリ美味い。

テレビの同じ番組で絶景ポイントの道の駅として「美幌峠」を映し出していた。

カニを食べた後の美幌峠です。霧の摩周湖ではありません、美幌峠です。

同じくカニを食べた後のキャンプ地、開陽台。地平線が360度見えている筈です。

道東の霧はものすごく寒かった。イイ時もあれば、不幸な時もある。

カニを思い出したので糖尿のおじさんとススキノまで旬のズワイガニを食べに行く。冷たい雨が降っていたのでマズは熱燗。ヒトにバラしてもらったカニを食べるときも無口になるのか?

カニと関係なく糖尿のおじさんと二人、何も会話などありません。

後ろの席のオネーちゃんが突然「私・・夕日なんて見てもそんなに感動しません」「だって毎日やってるじゃないですか、日の出とか夕日って」と叫んでいた。前後の話が見えないけど、糖尿のおじさん「そうだな」とつぶやく。今日も「敬老パス」で集合住宅に帰る。

寒くなると皆さんご自宅でカレーを作ったり、カレー鍋をつくって楽しむらしい。

【ボスコ】のスパイスセットは気楽に調理できます、タブン。